2016年5月28日土曜日

患者が薬を取り違えても構わない

 子供の顔と体に発疹できたんで皮膚科に連れて行った。んで、そこまで話を広げるのは論理の飛躍かもしれんけど。
 塗り薬の青い容器と赤い容器について。体に塗るのは絶対に顔に塗らないで、容器の蓋の字をよく見ろと言われた。加えて、塗る順序と1日の回数制限もあって、口頭説明するだけで、書面無しなんでメモった。逆に、患者にはどうでも良いそれ以外の情報は小さくても良いんだけど、しっかり記載されている。
 なんでも蓋の色は容量(ml)識別用なんだと。私は工事現場の人なんで、そういう時は確実に色分けして字面はおまけ。同色に混同しそうな薬入れたり、違う色に同じ薬が入っていることは無い。化学系や生物系、メーカーや研究実験系で、工事屋と作法違うと思ったことはあるけど、事故防止・注意喚起の基本は同じ。
 なんで薬がこうなるか理由は想像できる。容器の容量や成分を間違えないよう、医者薬剤師の作業を容易にして、その誤り回避が主眼だからだろう。もっと言っちゃうと、口頭説明の方が後々責任回避しやすいし、薬を取り違えるのが患者なら別に自分は困らない。
 実は建設でも人を大切にしてやってる訳では無く、建業法・労安法あたりが怖いからであって、客が大切かどうかは怪しいもんだ。有名なのが建築家やりっ放し論で後々とんでもない建物ってのは良くある。見栄えの良い完成写真が記録集やら雑誌に載れば評価され、引き渡された後の自分の不動産価値が下がるような悪評を客は黙っている。政治家は人のために行動するんでは無くて、票のために行動するとかも、よく言われる。
 要するに、システムの評価軸、インセンティブに向かって最適化される訳だな。

ばい Ackin



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