2016年8月16日火曜日

ため池を有効活用した太陽光発電

 建設通信新聞の8/5最終面に,日本コムシスため池を有効活用した太陽光発電の記事があって,良いことずくめのようだ。
 もともと,ため池は管理費だけが掛かっていた所が発電で利益を産む。水上設置の冷却効果で発電効率も高くなる。日光遮断で藻類発生抑制など水質改善効果もあり。メンテは,土埃が舞わず汚れにくく,下草を刈らずに済む,雨水流出防止策も不要。
 水上用モジュールもかっては特別仕様で高価だったのが,陸上用と同等価格まで下がっているとのこと。
ばい Ackin

工事完成時のスマートジャパンの記事

2013年桶川で日本初の水上太陽光発電の記事

2016年8月11日木曜日

一括受電で不公平が生じる

一括受電について書いた続き。
 各世帯の電気料金を電力会社の単価体系そのままに共用部の電気代削減を図ることがある。その各世帯負担を試算してみた。電気料金の体系は、少なく使う人が安く、多く使う人が高い。国策でということなのだろうが、マンションの様な狭い世界で、これを導入するのは如何なものだろうか。これは、自前のだろうが、丸投げのだろうが、同じ事だ。
 原価割れの自己負担で補助を受け、共用電気代負担が0とか、著しく不公平となる。
ばい Ackin



契約A別、利用量別の電気使用料

電気使用量 300 kwh 400 kwh 500 kwh 600 kwh 700 kwh 800 kwh 900 kwh 1,000 kwh
一括受電原価(円) 6,900 9,200 11,500 13,800 16,100 18,400 20,700 23,000
30A契約 6,389 8,899 11,409 13,919 16,429 18,939 21,449 23,959
40A契約 6,670 9,180 11,690 14,200 16,710 19,220 21,730 24,240
50A契約 6,950 9,460 11,970 14,480 16,990 19,500 22,010 24,520
60A契約 7,231 9,741 12,251 14,761 17,271 19,781 22,291 24,801



同、一括受電原価との差額

電気使用量 300 kwh 400 kwh 500 kwh 600 kwh 700 kwh 800 kwh 900 kwh 1,000 kwh
一括受電原価 6,900 9,200 11,500 13,800 16,100 18,400 20,700 23,000
30A契約差額 ▲ 511 ▲ 301 ▲ 91 119 329 539 749 959
40A契約差額 ▲ 230 ▲ 20 190 400 610 820 1,030 1,240
50A契約差額 50 260 470 680 890 1,100 1,310 1,520
60A契約差額 331 541 751 961 1,171 1,381 1,591 1,801


一括受電の単価は23.0kwh/円とした。

東京電力従量電灯Bの単価
120kwhまで第一段階               19.52kwh/円
120kwh超300kwhまで第二段階 26.00kwh/円
300kwh以上第三段階              30.02kwh/円
燃料調整費 9月                      -4.92kwh/円

基本料30A   842.40円
基本料40A 1,123.20円
基本料50A 1,404.00円
基本料60A 1,684.80円

なお、別所に同じ記事をあげた。

2016年8月10日水曜日

win10更新14393

昨日から夏休み、んでも何もせずにダラダラw
トラブルあっても対応する暇があるし、それはそれでネタになるんでwindows10のアップデートしてみた。何か変わったのかなぁ?写真はスタートボタンを押したの新旧比較、左のが新しいのだけど、すべてのアプリが最初から開かれてて、設定とかがボタン化している。
何かネタができたらついきしよう。
ばい Ackin

2016年8月7日日曜日

丸投げのマンション一括受電の定期報告フォーマット

 前回、「丸投げのマンション一括受電は片道切符(地獄へか?)」という記事の続き。
丸投げの一括受電の契約書には、「電気料金の変更について協議する」との文言が必ずあるんだろうが、解除される心配ないと協議するだけってならないかなぁ。電気料金が上がります下がりますの、結論だけ出されて。協議の土台となる電気使用量の実績資料とか、後出しで業者に都合の良いのだけ、とならないように、契約前に定期報告フォーマットとか決めておくと良いかな、という訳で提案。
 時間帯別も欲しい所なんだが、世帯契約種別ごとの内訳まで貰えるだろうか。

ばい Ackin
なお、別所に同じ記事をあげた。

2016/08/09追記
一括受電と一括りにしてしまったが、乱暴だった。丸投げのと自前のがある。これについて追って記事あげるつもりなんで、当該記事にも「丸投げの」を追記した。
以後の記事では「丸投げの」か「自前の」を追記する。


世帯数 1月kwh 2月kwh 3月kwh 4月kwh 5月kwh 6月kwh 7月kwh 8月kwh 9月kwh 10月kwh 11月kwh 12月kwh 年間計
共用部1 1 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 120
共用部2 1 20 20 20 10 10 20 20 20 20 10 10 20 200
共用部小計 - 30 30 30 20 20 30 30 30 30 20 20 30
20A契約世帯 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
30A契約世帯 10 200 200 200 100 100 200 300 300 200 100 100 100 2100
40A契約世帯 20 400 400 400 200 200 200 600 600 600 200 200 200 4200
50A契約世帯 30 600 600 600 600 300 300 700 700 700 600 600 600 6900
60A契約世帯 30 1000 1000 500 500 500 500 1000 1000 700 600 1000 1000 9300
他契約世帯 10 500 500 500 500 500 500 500 500 500 500 500 500 6000
世帯小計 100 2700 2700 2200 1900 1600 1700 3100 3100 2700 2000 2400 2400 28500
マンション総計 - 2730 2730 2230 1920 1620 1730 3130 3130 2730 2020 2420 2430 28820
時間帯別00時00分 0
時間帯別00時30分 0
時間帯別01時00分 0
時間帯別01時30分 0
時間帯別02時00分 0
時間帯別02時30分 0
(中略) - - - - - - - - - - - - - -
時間帯別23時30分 0

丸投げのマンション一括受電は片道切符(地獄へか?)

 丸投げのマンション一括受電は一度契約を締結すると、ほぼ半永久的に契約相手が固定される鉄板契約なので、慎重に検討することをお薦めする。ま、最大のデメリットということ。
 片道切符の理由は後述するが、導入に先立つ丸投げのマンション一括受電で業者からの説明ぶりで実はその誠実さが判断できる。
 説明会とか、質問すればそう答えてくれるんだが、問題は説明チラシとかにキチンと明記しているか。紙に書いていないと住民の認識から外れる、1週間もすれば忘れる。私の知っている所では、書いてないマンションばっかり。料金とか、定期的な停電とか、話題をそっちに逸らしているように感じる。
 という訳で、、もし、下記で誠実な説明の無い業者なら、1年くらい自由化で世の中どうなっていくか様子見てから契約するのをお薦めする。

○誠実:「10年後などの期間経過後、一括受電契約後の解約は、導入時と同じく、マンション全世帯の同意が必須です。」との説明がなされている。
×怪しい:「一括受電契約後の変更は、10年後などの期間経過後、可能です。」などと全世帯合意の必要性の説明がなされていない。
※一応、10年などの期間前でも、解約金などを払えば可能だろうが、もっと、あり得ないだろう。

 普通はマンションだろうが戸建てであろうが、電気は各家庭で契約し低圧(200/100V)で供給受けているもんなんだが、それよりマンションで一括受電すると安い単価の高圧・特別高圧で電気を買うことができる。その単価の差額を財源に各家庭や共用部の電気料金引き下げを行うのがマンション一括受電の大まかな仕組みである。
 マンション一括受電で電力料金を安くする事ができる。それはその通りなんだが、全世帯が一括受電により電力供給を受けることが必須なので、導入時に全世帯の同意が必須となる。逆に解約時にも同じ状態が生じる。一括受電を継続したい世帯が1つでもあれば、その契約を強制解除する権限は誰にもないので、全世帯同意が必須となる。マンションのように世帯数が多いと、一括受電でメリットある世帯と、メリットが無い世帯が、必ず混在することとなるので、これは非常に困難である。
 さらに、導入時には全世帯同意を得ようと業者が積極的に協力してくれるんだが、解約時はそんなことありません。マンション管理組合が孤軍奮闘することとなる。つまり、解約は事実上不可能ということだ。 ついでに言うと、もしマンション管理会社が一括受電業者だったり、系列会社だったりすると決定的。管理組合なんて、しょせん素人の集まりですから。

 解除される心配ないから、これはそのまま、契約における業者とマンションの強弱関係に決定的影響を及ぼす。

 続く。何回分かな。メリット・デメリット比較計算表とか、契約に先立って合意しとくと役立つもんとかお盆にボチボチと。

ばい Ackin

なお、別所に同じ記事をあげた。

2016/08/09追記
一括受電と一括りにしてしまったが、乱暴だった。丸投げのと自前のがある。これについて追って記事あげるつもりなんで、当該記事にも「丸投げの」を追記した。
以後の記事では「丸投げの」か「自前の」を追記する。