2017年1月23日月曜日

TOTOのエコリモコン

なんでもや」2017-01-23 Monday   記事の再掲(一部変更あり)先方のリンクが変な時は標題や関連語で検索して下さい。

TOTOのエコリモコン。昨年の話になるが第14回環境・設備デザイン賞の最優秀賞,第26回「電波功績賞」電波産業会会長賞にTOTOのエコリモコンが選ばれた。ある意味,とっても技術の無駄遣いなんだが,これはこれで良し,面白い。

リモコンの消費電力は少ないので電池も結構保つんだが,寿命ぴったりで切れるものでは無く,いつかは切れる。ので,巡回とか交換とか面倒だ。ウォシュレットそのものがエコとは言えんという話はよくあるが,リモコンも別にエコじゃ無いです,電池廃材が出ないのは多少良いかもしれんけど。

ボタン操作で発電するらしいことは聞いてて,詳しい仕組みがどこかに出てないか探していたのだが,「建築設備と配管工事」誌2016.12号に出ていた。


(抜粋始め)
発電量は入力エネルギーで決まるため,発電量を充分稼ぐためには操作力が重たくなってしまう。
(中略)
操作力を小さくする方法に,てこの原理を用いたストロークを伸ばす方法があるが,これでは伸びたストロークの移動距離を確保するためにリモコンが厚くなってしまう。
(中略)
各スイッチに1つずつ発電モジュールを取り付けるとリモコンが厚くなり,更にコストアップしてしまう。そのため発電モジュール1台で複数スイッチを動かすことも課題となった。解決策として,てこの原理を用いたピアノ鍵盤の様なスイッチと回転カムとリンクを用いた連結機構技術を開発した。
(抜粋終わり)

TOTOサイト:業界初のエコリモコン完成の陰にリケジョ(理系女子)の配慮と奮闘秘話が

「電波功績賞」は、電波の有効かつ適正な利用に特別の功績を挙げた個人又は団体を毎年表彰するもの。有効かつ適切な利用と言えるのかとは突っ込まない。

第14回環境・設備デザイン賞
TOTOサイトの受賞歴をみると常連だ。デザイン賞でもあるんでエコとは限らない。
2016年第14回設備器具・システムデザイン部門エコリモコン(最優秀賞)
2015年第13回設備器具・システムデザイン部門ベッドサイド水洗トイレ(最優秀賞)
2014年第12回設備器具・システムデザイン部門ハイドロテクトコート(奨励賞)
2013年第11回設備器具・システムデザイン部門エコシングル水栓(優秀賞)
2012年第10回設備器具・システムデザイン部門・尿流量測定装置「フロースカイ」(最優秀賞)・アクアオート・エコ(オールインワンタイプ)(優秀賞・BE賞)
2010年第8回設備機具・システムデザイン部門レストルームアイテム01(最優秀賞)

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